簿記2級試験に合格するには、どんな勉強法が必要でしょうか?
年に3回試験があるため、簿記2級の受験では長い勉強時間をかけることはあまり考えられません。長くてもせいぜい半年くらいが目途でしょう。
その限られた時間を有効に使うには、余計な要素を省いた勉強法をたどることが理想とされます。以下に、その基本的なポイントを箇条書きにしながら説明しましょう。
基本的なポイント
テキストと問題演習をバランスよく往復する
簿記2級のテキストに書いてあることを忠実に理解しようとして、まずそこに集中するようなやり方では時間を浪費してしまいます。
それに書いてあることを頭にインプットしても、簿記試験ではそれだけで問題が解けるようにはなるわけではないのです
(テキストをだいぶ理解したつもりだったのに、問題集を開いたら歯が立たなかったという失敗談は昔からあります)。
どれかの問題の解き方に目を通したら、実際に解く(そしてそれを繰り返す)
問題の解き方をテキストや参考書のような教材から掴み取ったら、過去問等をめくって問題を、実際に手を動かしながら解く演習を積むことが大切です。
間違えたらもちろん解説を読み、テキストや教材を紐解きながら理解の穴埋めをすることですね。
問題集は過去問を中心に行い、時間があれば他の予想問題集等も利用する
過去問ばかりに必ずしも固執する必要はありませんが、問題演習はまず過去問中心に取り組むべきでしょう。
100点満点を狙う必要がある試験ではありませんが、それでも過去問に収録されている問題は、すみずみまでやり尽くすくらいやっておくと、自然と自信をもって本試験に臨めるでしょう。