簿記2級の勉強では、どうしても地道なプロセスをこつこつと積み重ねていくことが必要となります。
根気のよさが問われるわけです(かといって、合格者の中には飽きっぽい性分だった人も多くて、生まれつきの性格ばかりで決まるわけでもないのですが……)
どんな教材があるのか
さて、簿記2級の教材というと、ほとんどの人たちはテキストや問題集といった「参考書」「教科書」の類をイメージするのではないでしょうか。
しかしそれだけではありません。いまどきの簿記2級の教材には、デジタル媒体を使ったものやメディア教材と呼ばれるものがたくさんあります。
いずれも、講師の講義や解説が録音ないし撮影されているものですね。
これらを使いこなすことこそ、最近の受験者の性質にぴったりした勉強法となるのではないでしょうか。
CD/音声データ
ポータブルのプレイヤーとセットで持ち歩くことで、出先でも気軽にイヤホンで聞き取って勉強できます。ただ最近は、それほど数が多く出回っているわけではないようです。
DVD/(Web上での)動画
これが今特に需要の高い教材になっています。DVDやPCは、今では非常に普及していますし、講師が黒板の前に立ったり、あるいは重要部分のクローズアップを背景にしたりしながら重要部分を解説するシーンを見聞きできるのは、非常に学習効果が上昇します。
出版社や教育事業者が制作しているほか、学校や通信講座がよく制作しています。
なお、映像を収録した場所はとても大事です。少し前まで多かったのは「普通の大教室の講義を正面から撮影しただけの映像」です。
しかしこれはカメラに動きがないため1時間も見ていると飽きやすいという欠点があります。
また、黒板に手書きで説明をされても、読みづらいことが多々あります。
進化する撮影技術
しかしある時期から「セット撮影」を行う業者も出てきました。こちらを使うほうが、カメラに動きがあって飽きずに見られたり背景にCGやテキストのクローズアップが出たりするなど、いろいろな恩恵を受けられる可能性が高いですね。
テキストを読んだだけでは理解し切れないことがあっても、解説を映像等で見ることができれば、理解には一気に弾みがつきます。